当研究室を志望する学生の皆さんへ

当研究室へ配属するためには所属する課程・専攻へ入学いただくことが前提となります。まずは興味を持ったら随時質問や見学に応じますのでお気軽にご連絡ください。

  • 高専本科生向け
      本学物質材料工学課程を受験して入学してください。偏差値が大学選びの判断材料になるかもしれませんが、 偏差値は大学の実力とは異なります。定員8割を超える高専編入者との実態とは解離しています。私は高専4年で進学先の研究室(現在運営している研究室)と共同研究していましたし、入りたい研究室が明確だったから進学先を選びました。進学先選びは「大学」ではなく「研究室」で選ぶべきです。
     研究室への配属は学部3年生の2学期です。配属には上限があります。希望通りの研究室に確実に行きたいと願うなら、常に成績優秀であることを心掛けてください。現在では無機材料(といっても無機化学より物理化学の内容が多いと思う)の研究者としての道を歩んでいますが、どんなことにも積極的な学生になってほしいと願っています。
     大学院まで進学しないと実務訓練などの特色のある教育プログラムを受けることができません。特に電池のテーマは実験の習熟と多角的な評価が必要になりますので、大学院進学を前提で研究室志望してください。
  • 高専専攻科生、他大学の学部生向け
    大学院修士課程(物質材料工学専攻か技学イノベーションイノベーション専攻)への入学が必要になります。現在行っている研究テーマとの接続性は不問です。高専専攻科で無機材料・電池材料に関係した研究を行っているのであれば、専攻科在学中に共同研究を通して私の研究室に滞在してもらうこともできます。装置の一覧をホームページで紹介していますので、使ってみたい装置があればぜひ連絡ください。
  • 博士課程について
    就職率が高いので就職の方に目がいってしまいますが、博士課程への進学を強くお勧めします。世界をリードするガラス・セラミックス分野の研究者、あるいは強靭で自ら研究費を獲得して長く研究生活を送れる高専の先生を育てることも我々の責務です。
     なお、就職した後で課程博士に進学して学位がとれるとは思わないほうがいいです。就職してからは、業務と論文テーマのマッチングが良いか、よほど強い信念がない限り無理でしょう。迷うくらいなら進学しておいたほうが良いです。

研究方針

  • 新規ガラスおよびガラスセラミックスの創製(既存のものに決して満足せず世の中に無い機能材料を創る)
  • ガラスセラミックスに資する新プロセス開発
  • 自分が作製したものにはその素性を明らかにする責任を負う。

研究室での教育方針

  • 学生の自主性を尊重します。自由に研究できる環境は整えています。
  • 実験結果はそのまま放置せず、直ちに解析し、常になぜそうなるのかを問うこと。
  • 必要と思う資料は自主的に収集し、先輩・教員とのディスカッションを心掛けること。
  • 材料・IT・機械・電気電子など幅広いスキルを身に着けて、第2、第3の専門を作って欲しい
    • ガラス、セラミックス科学の基礎を理解
    • 研究室にあるすべての装置の動作原理の理解
    • 光学、熱物性についての基礎を理解
    • セラミックス・ガラス工業、電池工業に関することの理解
    • 英語論文を素早く読める。人に紹介すべき論文を見抜くことができる。たくさん読み進めるうちに、自然と論文を書くスキルも養われていく。
    • TeXを使いこなせる
    • プログラミングとデータ解析(Python, Pandas, Numpy, matplotlib,…)
    • 自動計測技術、ロボティクス
    • Linuxサーバを自前で立ち上げ、管理する能力、セキュアな遠隔操作
    • Raspberry py, Arduinoによる遠隔制御・データ収集
    • 3Dプリンタによる造形
    • 光学計測