研究内容

天然ゴム化学の創成

長岡技術科学大学・河原成元研究室は

脱化石資源化の実現に向け「天然ゴム化学の創成」を目指しています。

天然ゴムの構造解析、ラテックスアレルギー低減、

ナノマトリックス構造を有する機能性ソフトマテリアルの創生を実現します。














研究とは


研究とは自然の摂理を探求することです.

自然の摂理を究明しようとする側である研究者が色めがねを外し

純真無垢な心を持つことができたとき

自然はその神秘的な姿の中から研究者の心に相応する

一部をあらわにしてくれます.

その一部は唯一の物であり,唯一の物であるからこそ

それを物作りに応用するとき,新規材料が開発できるのです

 

ナノマトリックス構造の発見

河原研究室で提案されたナノマトリックス構造は

微量成分のマトリックスへゴムを分散させることで

天然ゴムの物性を保持したまま、そこにさらなる

性能を重畳させることが出来ます。

本研研究室では、ラテックス中の天然ゴム粒子へ

モノマーをグラフト共重合することにより、新規の機能性を有する新しいソフトマテリアルの開発に取り組んでいます。

 

尿素による脱タンパク質化


天然ゴムに含まれるタンパク質は、

時として重篤なアレルギー反応の引き金となる恐れがあります。

本研究室では、タンパク質の変性剤として尿素を用いることで、

簡便かつ迅速に天然ゴムからタンパク質を除去する技術の開発に成功しました。