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OSXでngraph GTK 準備

あえてMacを購入した学生のためににngraph GTK+をインストールする方法のヒント

インストールの前に環境を整えておく

quartzのインストール
https://xquartz.macosforge.org/landing/

macportsのインストール
Mavericksではいろいろ問題ありそうです。うまく行かないときはgoogleで調べてみてください。
https://www.macports.org

ngraphのソース
tarファイルはダウンロードするとDownloadsフォルダに自動解凍する。
http://homepage3.nifty.com/slokar/ngraph/ngraph-gtk.html

GTKのインストールとngraphのコンパイル
後は以下のリンクのようにngraphのコンパイルで起動すると思います。
https://blog.imadokifilm.com/?p=140

なお、学内からはプロキシの関係でうまく行かない事があります。プロキシを経由しない環境をお勧めします。

 

2014年3月24日追記

残念ながらmavericksで最新バージョンをコンパイルすると失敗してしまいます。ld のversion-scriptオプションが無いとエラーを出してしまいます。6.06.11だったらうまくいくので、同様に失敗する方は古いバージョンを試してみてください。

2014年5月20日追記

新しいバージョンを使いたい方はwineをインストールして,windows版をインストールした方が楽かも。今のところ問題無く使えています。

PL-2303 USB-シリアルのWindows8未対応

今日からスーパーサイエンスハイスクール(通称SSH)で、地元の高校生がガラス作りとレーザーパターニングの体験に来ています。本来は学生ゼミでRaspberry piをお披露目と思ったのですが、思いの外学生にうけが良かったので、明日使ってみることにします。

とはいってもLibre office calcでグラフ用紙からXY座標をデジタイジングする作業と、impressで報告プレゼンを作るのに使うので、計測は行いません。果たして無事に6台動くかどうか?

今回の製作を通じて分かった驚愕の事実が、タイトルにあるUSB-シリアル変換ケーブルの件です。

巷ではWindwosXPサポート終了問題がしきりに報道されていますが、測定器関連はほとんどがXPで動いています。Raspberry piのUARTシリアルの動作確認のためにWindows8プリインストールのノートパソコンに、秋月電子のUSB-シリアル変換ケーブルを挿したら動作しないのでした。いろいろ調べるとWindows8ではサポートしないようです。この変換ケーブルですが、研究室にはたくさんあります。もちろんXPに繋いで使用しているのもありますが、うかつにWindows8にはアップグレード出来ないことになります。

Visual studio expressが出たときも、webアプリ開発が先にローンチされて、デスクトップアプリ開発は後回しになったのも驚かされましたが、計測器を制御するのに最適なOSかは疑問がでてきます。測定装置、計測器のメーカーも多分悩んでるんでしょうね。

これを機会にWindowsで計測プログラムを開発するのやめようかな?と思います。

 

B2の学生実験ガイダンスの補足

今年度も学生実験が始まりました。まずはB2のガイダンスからスタートです。
レポートの書き方でグラフソフトについて話しましたが、今日デモしたngraph-gtkに関するお役立ちリンクを紹介します。

ngraph-gtkはngraphをgtk+に移植させたものですが、最近はこちらのほうが開発が頻繁なようです。windowsはもちろんlinux, macでも動くので、windows使いの研究室学生が作ったグラフを、主にOSX使い(もともとwindowsユーザーです)の私が受け取って編集することができます。

ngraph-gtkが元となっているngraphのサイト。windows,linux版はあるが、OSXで起動させるにはかなり苦労しそうである。いつの間にかフリーソフトとなっている。大変ありがたい。もちろんngraph-gtkもフリーです。
単独で使うならngraphでもいいかも知れないが、pdfが出力できるgtkの方がいいと思う。使い方はまったく同じなので、マニュアルは役に立ちます。

秋田高専の電気情報工学科の先生のページらしい。レポートの書き方・手書きでのグラフの書き方についても解説がある。もちろんngraphの使い方についても丁寧に紹介されている。

エクセルで科学グラフの作成はかなり大変です。ぜひngraph等の専用ソフトを使いましょう。